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保護責任者遺棄罪などで懲役２年６月の実刑判決を言い渡された元俳優・押尾学被告（３２）の
控訴審初公判が２２日、東京高裁で開かれた。押尾被告は出廷せず、母親（６３）が証人として
出廷。わずか３０分で即日結審し、４月１８日に判決が言い渡される。
母親は昨年９月の１審判決直後に面会した被告を「平家の落人（おちうど）のようでした」と表現。
都内で同居しているが「曲を作ったり、日記をつけたり、犬の散歩をしたり…」と現在の生活を
明かした。被告は控訴審出廷に意欲を見せていたが、亡くなった飲食店従業員・田中香織さん
（当時３０歳）の遺族の意向を酌み断念したという。
母親は「自分の力で働いて稼いで…肉体労働でも何でもいいから頑張ってほしい」と執行猶予付き
判決と再起を願い「（違法薬物をまた使ったら）親子の縁を切る」と言い切った。
被告側は遺棄罪については無罪を主張しており、田中さんの死亡時刻について再度の審理を
求めたが、出田孝一裁判長はあっさりと棄却。検察側は控訴棄却を求めている。
◆押尾学被告の１審要旨
昨年９月３～１７日、裁判員裁判で審理。田中さんへのＭＤＭＡ譲渡は認められ、「被告以外に
保護できる者はいなかったのに、１１９番しなかった」と救命措置の不備も明らかに。
証人出廷した医師の見解が分かれたことなどから「１１９番通報しても、救命確実だったとは
いえない」と致死罪の成立は認めず、判決は保護責任者遺棄罪にとどまった。
ソースはURLﾘﾝｸ(hochi.yomiuri.co.jp)
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