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プロ野球選手会前会長のヤクルト・宮本慎也内野手（４０）が２０日、「国民感情を逆なでしている
部分もある。謙虚な姿勢が見えない」と、セ・リーグ側の対応を痛烈に批判した。
１９日のセ・リーグ臨時理事会では、東日本大震災の影響を考慮して、２５日の公式戦開幕を
２９日に延期すると発表したが、その姿勢に疑問を投げかけた。
ヤフーＤでの試合前練習中だった。宮本は報道陣に歩み寄り「これだけは言おうと思っていたん
だけど、言い忘れていた」と切り出した。
「野球で勇気づける、の一点張りで『野球をやらせていただきます』という、謙虚な言葉が聞こえて
こない。僕らとしては、こういう状況だけど、野球をやらせていただきますという姿勢になる。
上の人たち（球団首脳）は、周りの人たちに迷惑をかけている配慮が足りない。上から言って
いるようにしか聞こえない」
試合前には、選手会長の石川を中心に全選手でのミーティングを開き、あらためて分離開幕に
反対し「セ・パ同時開幕」を求める意思を再確認した。宮本は「（決定は）到底納得できるものでは
ない。デーゲームで試合をするとか、努力されているのは分かるが、（当初、予定していた２５日から
延期するのが）４日（だけ）？という部分がある」と主張した。
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３回無死、左前安打を放った宮本（右）は飯田コーチとタッチを交わす
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