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こんな地道な努力を全て無駄にしてしまうんだなぁ
節電 あの手この手
東日本巨大地震の影響で電力不足が叫ばれる中、都内でも、企業や学校、
役所が自主的に電力を節約しようと動き始めている。
■ひっそりと営業
３００台以上のテレビが並ぶが、画面は真っ黒。家電量販大手「ビックカ
メラ」池袋本店（豊島区）のテレビ売り場で番組が映っているのは１０台ほ
ど。要望があった時だけ電源を入れる。
■公共施設
都は、公園や９か所の橋などのライトアップを中止した。都道沿いの街路
灯約１５万基のうち安全上問題が少ない約８万基の消灯も検討している。庁
舎内では既にエスカレーターを止め、エレベーターも半数に減らした。日中
は窓際の席の電気を消し、午後６時半に空調を止めている。
■在宅勤務
日本マクドナルド本社（新宿区）は、１４日から本社勤務の社員約７００
人のうち、災害対策を担当する数十人を除いた全員に自宅勤務を勧めている。
業務用パソコンを持ち帰り、電子メールと携帯電話で商品企画などのやり取
りをしているが、特に支障はないという。
■部活中止
新宿区内で２４時間保育を行っている私立保育園は地震後、「お泊まりの
部屋」の暖房を極力抑え、子どもには毛布をかけて対応している。また、起
きている子どもたちは別の１室に集め、残りの部屋の照明は消している。保
護者も「できるだけ協力したい」と理解を示しているという。
都立大森高校（大田区）は、夜間照明を使うグラウンドから、電力消費の
より少ない体育館で定時制の体育の授業を行い、野球部などの部活動を中止
している。
（2011年3月17日 読 ・ 売 ・ 新 ・ 聞）
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