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当地で行われている米男子ゴルフのトランジションズ選手権で１８日、石川遼と今田竜二は
ともに予選落ちした。日本で東日本大震災が発生した前週、キャデラック選手権に出場していた
石川は「いいプレーをして日本に勇気を送りたい」と話していた。その気持ちを強く抱いて臨んだ
だけに、悔しさは倍増したようだ。
スポーツ界では被災者への義援金として寄付を申し出る動きが目立ち、男子ゴルフでも米ツアー
でプレーする崔京周（韓国）が１０万ドルを寄付。今田も今大会、バーディーを奪うたびに１０００ドル
を寄付する独自のチャリティー活動を始めた。
石川は何をするのか。「何ができるか考えているが、自分一人で決めることでもないし、父とも
話し合っている。僕は米ツアーのメンバーではないので、（米国で）率先して何かをやる立場ではない」。
寄付などの物理的な協力より、「まず自分のプレーをしっかりやらないといけない」との思いを胸に
秘めている。
２週連続で不本意な結果に終わったが、「一人でも多くの人にいいニュースを届けたい。それが
マスターズであったら最高。そうであってほしい」。今、自分にできることをやろう－。予選落ちが
決まると、石川は練習場へ直行した。
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