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寒さで大規模停電の恐れ＝一層の節電呼び掛け―海江田経産相
時事通信 3月17日(木)15時29分配信
海江田万里経済産業相は17日、厳しい寒さの影響で電力需要が急増しているとして、
産業界や国民に対し、一層の節電を呼び掛ける談話を発表した。
午前 8～9時で3292万キロワットの需要を計測、供給能力（3350万キロワット）の約98％に達しており、
需要がピークを迎える夕方から夜にかけ予測不能な大規模停電が発生する恐れがあるとしている。
海江田経産相は同日、緊急会見を開き、「まだネオンサインなどがかなりついており、自粛していただきたい。
一番避けなければならないのは、突然の大規模停電だ」と強調した。
談話や資源エネルギー庁によると、東京電力の計画停電にもかかわらず、
冬型の厳しい冷え込みの影響で、同日の東電管内の電力需要は前日を約400万キロワット上回るペースで推移。
特に暖房の使用が増えたり、帰宅ラッシュによる鉄道需要が増えたりする午後6時～7時ごろにかけて
需要量が供給量を大幅に上回る恐れがあることから、
最大限の電力使用抑制や不要不急の電気機器の使用停止などを呼び掛けている。