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今、自分にできることは何なのか。イタリア人騎手U・リスポリ(22)が見た日本の惨状は、
人生観を変えるほど衝撃的だった。胸が張り裂けそうな思いで、テレビが伝える東日本
大震災の被災地の状況に見入った。同時に1人の騎手として、できる限りの援助をしようと
心に決めた。競馬が行われる限り、最高の結果を出して義援金を送る。今、できることは
それしかない。
リスポリ これだけの災害はイタリアで経験したことがなかったし、被災地の方々のご苦労を
思うと本当に心が痛みます。同時に日本人の国民性に深く感銘を受けました。
サッカー界には今回の震災を受け、一時帰国する外国人もいるが、日本に残る選択をした。
リスポリ イタリアの家族や関係者は何度も帰国を勧めますが、私は帰りません。想像を
絶する大被害に堂々とした姿勢で立ち向かう姿…世界を見渡しても、これほど勇敢で
冷静な国民はいないと思う。
とにかく最高の結果を出し、少しでも大きな力にして被災地に届けたい。土曜阪神の
ファルコンSはエーシンヒットマン、日曜の阪神大賞典はトーセンジョーダン、若葉Sは
ダノンシャーク、そして月曜阪神のフィリーズレビューはV最有力馬のドナウブルーで勝利を
狙う。「トーセンジョーダンは有馬記念(5着)や前走(AJCC1着)を見ても能力は十分。
若葉Sのダノンシャークはものすごくパワーが有り余っている感じ。エーシンヒットマンは
追い切りに乗って感触をつかめました」。終始硬い表情で調教に臨んだウンビー。
その眼は強い決意で満ちていた。【鎌田優】
[2011年3月17日7時40分 紙面から]
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