11/03/15 19:03:06.71 nb3GRLhV0
日本で大規模な地震が発生し、甚大な被害が出る中、なぜか円高が進んでいる。
経済的な大打撃が続けば、本来であれば、日本売りが進み、円安が進むはずなのに、日本は買われているのである。
しかし、理由は簡単だ。世界の投資家は、日本が、世界から外貨建ての資産を引き上げて、
円に変えて復興支援に当てるだろうと見越しているからだ。
日本の対外資産の総額は約555兆円(約6兆7700億ドル)。この全てが引き上げられる事は無いが
、日本は、世界最大の債権大国であり、純資産は約270兆円(約3兆3000億ドル)もある。これらの巨額な資金が世界から引き上げられれば、
世界経済は大混乱となり、発展途上で経済基盤の弱いアジア経済は、たちまち暴落へと向かう。
そうならないために、世界は必死である。アメリカが空母を派遣したり、ロシアが天然ガスの供給を表明するなど、
世界各国は、積極的に自国の援助を政治的にアピールしているが、それは、
日本が持っている世界各国の国債などの資本を日本に売られないためでもある。
日本への貢献度が少ない国ほど、日本は、資本を引き上げやすくなり、売りやすいからだ。
日本国民に自国の存在をアピールしなければ、あっけなく日本資本の撤退を受け、その国の経済は破綻に追い込まれる。
日本資本の影響力は、そこまで大きい。
現在、予想通り円高が進んでいる。