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横浜の日本代表DF栗原勇蔵(27)が、5日の名古屋との開幕戦(豊田ス)を欠場する可能性が
出てきた。3日の練習中に右臀部(でんぶ)を痛めたもので、経過次第ではチームは守備の要を
失うことになる。左太腿裏に故障を抱えるMF中村俊輔(32)も遠征メンバー入りは決定したが
出場は微妙。7年ぶりのタイトル奪取を目標に掲げるチームが、いきなり苦境に立たされた。
昨季リーグ王者との開幕戦を2日後に控えたチームに衝撃が走った。この日行われた紅白戦で、
攻守にわたって元気なプレーを披露していた栗原が途中退場。そのまま厳しい表情でピッチを
後にした。チーム関係者によると、栗原は右臀部に「ピリッときた」と違和感を訴えたという。
木村監督はこの緊急事態に急きょ、青山を代役に立てて紅白戦を続行。練習後は「勇蔵?
大丈夫だろ」と軽傷を強調し、さらに「あの位置は青山もいるし(MF)谷口もできる。心配はない」と
平静を装っていた。だが、長年コンビを組む栗原と中沢のセンターバックは、名古屋のFW
ケネディを封じるためには必要不可欠。栗原が欠場となれば開幕戦の必勝プランが水泡に
帰すことになる。
栗原は昨年11月に左太腿裏を負傷。リハビリ中の同12月には右足付け根を痛め、招集が
確実視されたアジア杯を棒に振った。その悔しさを胸に、オフは再発防止に向け太腿裏や足の
付け根部分を徹底的に強化。万全の状態で開幕を迎えるはずだっただけに、本人のショックは
計り知れない。
右太腿のケガが癒えたDF中沢が万全なのはせめてもの救いだが、左太腿裏に故障を抱える
MF中村も開幕戦は出場が微妙な状況。栗原、中村のダブル欠場となれば、指揮官が「特別な
試合」と位置付ける開幕戦での苦戦は必至。DF松田らベテランを大量放出した嘉悦社長は
昨季最終戦で、今季チームがACL出場権を獲得できなければ辞任することを公言。
その勝負のシーズンの幕開けを前に、チームはピンチに立たされた。
ソースはURLリンク(www.sponichi.co.jp)