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物静かな紳士が練習中にピッチ内を走り回っている。「監督の言葉を全体から
個人へと分かりやすく伝えたい」新任ヘッドが事細かに選手に助言する姿は、
約1か月の国内キャンプで完全に日常の風景になった。
昨季限りで前任の長島裕明ヘッドが退団(現F東京)。中井川茂敏GMの頭に
浮かんだ後任者は元U―18日本代表監督だった。「育成年代の代表を率いた
彼の経験や分析力はチームに大いに還元できると感じた」08年にMF広瀬智靖が
同代表に招集された際に接したときから、「人柄も申し分ない。将来的にはうちに…」
と思い続けてきた人材だ。
オファーを受けた本人も思いは同じ。「外にいるときから山形の一体感に
惹(ひ)かれていた。ここで仕事ができればと思っていた」と相思相愛の形でスタッフの
一員となった。小林伸二監督の牧内評は、「長島さんに輪をかけてまじめな人」。
キャンプ中も夜は映像の分析に没頭する。午前0時前に就寝することはほとんどなく、
休日も海外サッカーの観賞を欠かさない。24時間がサッカーのためにある男だ。
名古屋のスタッフ時代(95~99年)、上司だったアーセン・ベンゲル監督(現アーセナル)の
薫陶を受けた。蓄えたサッカー観は本物だ。「戦術に沿った中で個々の能力を出せる
環境を作りたい」新たな頭脳の導入がモンテを底上げする起爆剤になる。
◆牧内 辰也(まきうち・たつや)1964年1月30日、鹿児島県生まれ。47歳。
現役時代は全日空のDFとして活躍。95年から名古屋、2000年から福岡、
03年から広島で主にサテライトを指導。07年にU―18日本代表監督に就任。
09年から2年間、U―18日本代表コーチを務めた。家族は夫人と2男。
ソース:スポーツ報知
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画像:分析力があり若年層の指導経験も豊富な牧内ヘッド
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