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左太もも裏肉離れでリハビリ中の横浜ＭのＭＦ中村俊輔（３２）が、Ｊリーグの今季開幕戦となる
３月５日の名古屋戦（豊田ス）で電撃復帰を果たす可能性が２７日、急浮上した。
全治３～４週間と診断されたが、新主将はテーピングで患部を保護すれば「いける」と名門復活に
気迫を見せた。
責任感が手負いの主将の心を動かした。絶望的と思われていた５日の昨季リーグ覇者、
名古屋との敵地開幕戦を前に、リハビリ中の俊輔が電撃復活プランを明かした。
「治療だけでなく、室内で（実際のプレーと同じ）動きを試している。キネシオ（伸縮性に富んだ
患部保護テーピング）を巻けば、名古屋戦も途中からでもいけるかもしれない」
２２日の練習中、違和感を抱えてきた左太もも裏に強い痛みを感じた。２３日に横浜市内で
磁気共鳴画像装置（ＭＲＩ）検査を受けた際、左大腿（だいたい）二頭筋の筋損傷で全治３～４週間と
診断され、開幕戦出場は絶望視されていた。
昨年は４月３日の清水戦で左足甲打撲と捻挫を抱え、その後強行出場を繰り返した結果、
南アフリカＷ杯までに調子を落とした。そうした経緯があるため、木村和司監督（５２）は
完治優先の方針を示している。
だが俊輔は、２―１で辛勝した２６日のＪＦＬ町田戦で、中盤でパスのつながらない現状に
危機感を募らせた。
強行覚悟は主将としての自覚でもある。今月７日に焼き肉決起集会を主催し、町田戦後は
ＦＷ渡辺、ＭＦ兵藤らと青空会談。初戦必勝に向け、修正点を話し合った。「シュンさんの
言葉には重みがあるから、誰もがついていく」とＤＦ栗原が評す男は、黙々と衝撃的な開幕
復活を目指す。
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開幕戦に強行出場する可能性が出てきた横浜Ｍ・中村
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