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「さいたまシティカップ」は浦和が大宮に０－３で惨敗。日本サッカー協会前会長の犬飼基昭氏（６８）が
ラジオ出演のため昨年７月の退任以来、初めて公の場に現れ、「勝とうというスピリットを感じない」など
と元社長の立場から古巣に苦言を呈した。
７カ月ぶりに現場復帰するなり“爆弾”を投下した。ＮＡＣＫ５スタジアムに現れた犬飼氏は古巣の
大敗を見ると、あきれ顔でほえ立てた。
「１０年前のレッズに戻ったね。崩れたときにどうしようもなくなる。勝とうというスピリットを感じない」
ペトロビッチ監督が就任し、初めてベスト布陣で臨む試合。それも“さいたまダービー”で０９年１０月
以来の３点差負けを喫し、０２－０６年の黄金期を築いた元社長の血が逆流した。
「９番（エジミウソン）、１０番（マルシオリシャルデス）は１人分の運動量もない」と、動きの鈍い
ブラジル人は背番号で切り捨てた。
昨年７月末、体調不良を理由に日本協会会長を退任。しかし、今年１月に精密検査を行うと「すべて
よかった」と活動を再開した。ペトロ新監督とは０９年９月の日本代表・オランダ遠征で対面済み。
「宿泊先のホテルに突然やって来て、レッズの監督をやらせてほしいと言うんだよ」。
その熱意は評価する一方で、「あの選手じゃね…」と同情する。
開幕前とはいえ、１３日のＪ２鳥栖戦（１－２）に続き、いまだＪリーグ勢に白星なし。犬飼氏は「これからは
好きなことをやりたい。レッズ以外のことをね」と言い残し、寒風吹きすさぶスタジアムを後にした。
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犬飼氏は新加入のマルシオリシャルデスをバッサリ切り捨てた
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