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八百長問題で大相撲春場所が中止となりました。茨城の水戸五中時代、野球部だったボクは、
柔道部と合同で相撲部を結成。主将として茨城県大会に出場し、準優勝した経験があります。
雅山関ら角界に多くの友人がいることもあり、この八百長問題は、大いに関心を持って経過を
見守っています。
大相撲だけじゃなくて、プロ野球にも八百長はあるんじゃないの?
そんな疑問を持たれている夕刊フジの読者のみなさんのために、今や球界を離れて、何でも
言える立場のボクが、ズバリお答えしましょう。
プロ野球にも1960年代に「黒い霧事件」があり、数人の選手が八百長問題で球界から
永久追放されました。台湾野球では今でも大問題となっているし、実際、ボクが現役時代も、
ある在京球団の主力投手が「八百長しているのでは」というウワサは耳にしたことがあります。
ただ、相撲と野球が決定的に違うのは、チームスポーツで道具を使う野球は絶対に
筋書き通りにコトが運ばないという点です。
八百長があるとすれば、投手が“手加減”することが、まず考えられます。でも、いくら打者に
打たせようと思って投げてもホームランはおろか、ヒットになる確率もそんなに高くならないのが
野球なのです。
実戦形式の打撃練習で、投手が打者に対し、球種を告げてから投げるケースがあります。
打者は、どんなボールがくるか分かっていても、ヒットになる確率は4割くらい。投手経験のない
ボクが主力打者相手に打撃投手役をかって出て、直球とスローボールだけで対戦しても、
20打数で6安打といった具合です。
「先発投手の漏洩」もタブーとされています。西武時代、ボクも「先発投手を外部に漏らした」と
週刊誌上に書かれ、ビックリしたことがあります。その記者が、パ・リーグは予告先発であることを
よく理解しないで書いたことが分かり、事なきを得ましたが…。
(>>2~続く)
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