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下帯姿の男衆が護符の入った袋を奪い合い、無病息災などを祈る奇祭「蘇民祭」が９日夜、
岩手県奥州市の黒石寺で開かれた。
蘇民祭は千年以上の伝統があるとされ、旅の途中の神を泊めた男性「蘇民将来」の子孫に
厄よけが施されたとする説話に由来するという。
この日は雪がちらつく中、午後１０時に鐘の音を合図に裸参りが始まった。
川で水ごりをした約１００人の男衆らが「ジャッソウ、ジョヤサ」の掛け声とともに行進して
無病息災や五穀豊穣を祈願。雪深い境内は裸の男たちの熱気に包まれた。
奥州市の主婦菊地久美子さん（４１）は
「厳しい寒さをものともしない勇ましい姿は、やはり圧巻です」と見入っていた。
祭りは１０日早朝には、護符の入った「蘇民袋」を争奪するクライマックスに。
２００８年には、胸毛にひげ面の男性のポスターが、ＪＲに掲示を断られ話題を集めたが、
今年のポスターは仏像の武神の顔が大写しになったデザインだった。
そーす
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話題となった2008年ポスター
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