11/02/08 21:31:13 0
(>>1の続き)
その傍らで、二階級特進どころかそれ以上の昇進を果たし、日本スポーツ界希望の星と
なったのが長友佑都選手。僕が寝込んでいる間、インテルに移籍を決め、さらに途中交代
ながら、セリエAデビューまで果たした。
インテルは何と言っても昨季の欧州チャンピオン。クラブW杯の覇者でもある。長友は
世界ナンバーワンのチームに移籍したわけだ。日本人選手の中で、これ以上のチームで
プレイした選手はいない。長友は、まさに一夜にして日本人の出世頭になった。
本田でも香川でもなく長友であるところがミソ。攻撃的MFでなくサイドバックであるところ、
実質160㎝台の選手(おそらく?)であるところがミソである。中田英、中村俊、小野なども
含め、これまで活躍した選手は中盤選手だった。サイドバックが、栄えある日本ナンバー
ワンの座に就くことは想定外。もちろん良い意味でだ。
サッカーはサイドバックで決まる。サッカーはいま確実にそう言われている。そうした背景が
あるだけに、このニュースはなおさら画期的。猫も杓子も中盤選手になりたがる日本の
中盤幻想が、これを持って終焉を迎えることに期待したい。少なくとも、向こう5年ぐらいは、
猫も杓子もサイドバックに憧れる世の中であることを期待する。
ところで、メルマガでも触れたが、長友の目標は「世界一のサイドバック」だとのことだが、
彼的に得意なのは右、左どちらなのだろうか。暫定的に見える左なのか。利き足に準じた
右なのか。「世界一のセンターバック」ではないところが、この話のポイント。左右両サイドで、
同じ力を高次元で発揮する選手はそういない。長友はいかに。
(終わり)