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>>1の続き
○地上波からBSへ
--中継は減っていくのか
「プロ野球は地上波で商品価値を落としたが、例えば、北海道では日本ハム戦が、
名古屋では中日戦の視聴率が非常に高い。今後、全国中継は視聴率が取れる中継に限られ、
ローカル局が地元球団の動向を伝えていくことになるのではないか」
「BS(衛星放送)への移行も加速するだろう。地上波のプロ野球中継は基本的に夜7~9時だったが、
必ずしも最適とはいえなかった。BSは基本的には初めから終わりまで試合を中継できる。
BSデジタル受信機が内蔵された地デジテレビの普及も進み、
地上波を見る感覚でBSにチャンネルを合わせる環境が整いつつあることも追い風となるはずだ」
○地方局には有力番組
--昨年の日本シリーズでは全国中継されない日程の“空白”をローカル局が埋めた。
一方で、午後9時からはキー局と同じ放送が求められるなど制約もあった
「キー局の系列に入っているローカル局は、番組編成に縛りを受ける。
予定している番組を変更して独自編成を組むのはなかなか難しいが、
プロ野球中継がローカル局の有力コンテンツに育てば、経営強化につながる。
キー局からの自立に役立つとなれば、柔軟な番組編成も増えてくるのではないか」
≪黒鉄ヒロシ氏≫
あの人気は戻らない
●共感呼ばないのでは
--野球人気は衰退しているか
「かつて野球が日本の歴史と重なっていた時代があった。
日米野球でメジャーリーガー相手に好投した沢村栄治(えいじ)は戦争が始まると徴兵され、
手榴弾(しゅりゅうだん)の投げ込みで肩を壊す。名投手も戦死するそんな時代だった。
戦後は日本中が貧しかったが、プロ野球で優勝すると米1俵に豚がついてきた。
赤バットの川上哲治(てつはる)、青バットの大下弘の打撃に人々は歓喜した。
この頃のプロ野球人気を支えていたのは、一つの道に精進すれば立身出世できるという単純明快さで、
国民は自分の今と未来を野球に重ね合わせて泣き、笑った。だが、こんな人気はもう戻らない」