11/02/03 15:38:28 0
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女優・韓英恵主演『アジアの純真』(片嶋一貴監督)が第40回ロッテルダム国際映画祭スペクトラム部門で
上映され、韓と脚本家の井上淳一が現地入りした。
同作品は2年前に製作されたのだが過激な内容から映画館側が躊躇(ちゅうちょ)し、いまだ公開が
決まっていない問題作だ。現地でも観客に衝撃と戸惑いを与えた。
同作品は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の拉致被害者5名が帰国した2002年が舞台。
北朝鮮バッシングが渦巻く中、チマチョゴリを着た女子高生が不良に絡まれて、白昼に大勢の目の前で
殺害される事件が起きる。その死亡した少女の双子の姉妹と、少女が絡まれているところを目撃していながら
助けられず自責の念に駆られた少年が仕掛ける復讐劇だ。
2人は、旧日本軍の製造したマスタードガスを盗み出しての無差別テロを繰り返しては逃亡生活を送る。
やり場のない怒りと悲しみを世間にぶつける少女役の韓の熱演もあって、そこまで彼女を追い詰めてしまった
われわれ日本人はこの物語をどう受け止めるべきか? を深く考えさせられる内容だ。
片嶋監督と井上は共に若松孝二監督のもとで育ち、アナーキズム精神を叩き込まれてきた。
その若松監督に本作を見せたところ「お前らも相変わらずバカなことをやるな」と言われたという。
上映後の質疑応答でもオランダの観客から「政治的なメッセージをダイレクトに表現するのではなく、
婉曲に伝える方法もあったのでは?」という意見も出た。
-続きます-