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生活くるしい、みんな泣いている
高齢の母、障害を持つ妻も無年金/聴覚障害者 金洙栄さん(48)
URLリンク(www1.korea-np.co.jp)
京都市に住む金洙栄さん(48)は聴覚障害者だ。小さい頃、はしかの治療に使った薬のせいで耳が聞こえなくなった。
国民年金の国籍条項が撤廃された時、金さんは30歳。そのニュースを知り、「当然自分ももらえると思って役所の
窓口に行ったら、何の説明もなくただ駄目だと門前払いされた」という。後で色々と勉強し、それが在日同胞に対する
不当な差別だということが分かった。その時、20歳未満だったらもらえたのだ。「なぜ年齢で区切るのか分からない」。
親の代から受け継いだ、小さな織物工場を経営している。20年間、織物を織ってきたが、バブル崩壊以降、仕事は
減っていった。生活のために機械を止めて土方のアルバイトもしたが、耳が聞こえないので危ないとすぐに解雇された
こともある。その際、「障害者は年金をもらっているだろう」と言われたという。
80歳のオモニも、同胞で同じ聴覚障害者の妻も、年金を受給できない。小さいとは言え工場を持っているから、生活
保護も受けられない。子供は3人。生活は本当に苦しい。
「なぜ年金をもらえないのか。二重の差別に苦しむ同胞の障害者はみんな泣いている。また同胞社会でも高齢者が
増えて、子供が減っている。みんな本当に大変だ。朝鮮人も日本人と同じように年金をもらえるべきだ。私たちは税金
は同じように納めている」
厚生省に何度も要請に行った。でも何も変わらなかった。覚悟を決めた金さんは3月、同じ思いを持つ京都の同胞障
害者6人と共に、日本政府を相手に訴訟を起こした。
「こんな状況を日本社会に知ってほしいし、日本政府に認めさせて変えさせたい」。手話で切々と訴える。
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