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元大関・琴光喜ら多くの関取を輩出した高校相撲界の名門、鳥取城北高で養護教諭を務める
美田萌さん(25)。08年に同校に赴任してからマワシを締めるようになり、紅一点の女子高生
相撲部員の稽古相手として、時に相談相手やコーチとして土俵に上がった。力士と教諭の
二足のワラジを履く美田さんの素顔に迫った。
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●土俵
耳を疑った。養護教諭として赴任すると、同校教頭で相撲部の石浦外喜義監督に「相撲、
やってみんか?」と言われた。中学時代はソフトテニス部、高校では弓道部に籍を置いた。
冗談でしょ!そう思って軽く受け流していた。
「体もそんなに大きくないし、格闘技の経験もない。祖父がテレビで相撲をよく見てましたが、
そもそも、相撲自体に関心はありませんでした」
ところが、何度も誘われるうちに気持ちが微妙に変化していった。
「経験したことがないからと拒んでいいの? 社会人1年生なんだし、未知の世界だからこそ
チャレンジすることに意義がある! そう思うようになっていきました」
●世界ジュニア女王
赴任と同時に地元・東伯中出身で世界ジュニア女王の上田幸佳(うえたゆか)さんが相撲部に
入部してきた。身長170センチ、体重100キロ超の堂々たる体躯とはいえ、むくつけき男子部員
の中で女子1人では、気苦労の絶えない場面も出てくる。
「石浦監督には《女子が1人では心細かろう。美田先生に一緒にやってもらおう》という気持ちも
あったと思います」
●マワシ姿
口説かれ続けて3カ月が経った。何度か相撲道場に顔を出すと部員たちが、砂まみれになって
猛稽古に励んでいる。
「全国トップ級のアスリートである幸佳ちゃんの情熱、激しい稽古を続けながら勝負にこだわる
男子部員の姿を見ていると心の底から『一緒に汗を流したい』と思うようになりました。土俵に
上がると決意した瞬間、相撲のユニホーム=マワシなんだから、マワシ姿になるのは当然の
こと。恥ずかしいなぁ~とかイヤだなぁ~といった感情は一切ありませんでした」
>>2以降につづく