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カタールで開催されているサッカーのアジア・カップで、19日に終了した1次リーグの1試合平均観客数は
約1万2000人と低調だった。大会組織委員会広報担当のルマイヒ氏は「入場券を持っていても、競技場に
足を運ばないケースが多い」と困り顔だ。
アジア・サッカー連盟(AFC)によると、1試合平均観客数は、インドネシアなど4カ国が共催した2007年
大会が2万2630人で、中国で開かれた04年大会は3万1877人。今大会は、AFCに記録が残る1992年
広島大会以降では00年レバノン大会の約1万900人に次ぐ寂しさだ。
ただ入場券の売れ行きは順調で、完売となった試合も少なくない。組織委によると、入場券保持者の約3割が
競技場に現れなかったという。テレビに映し出される空席の多さに、入場券を入手できなかった地元ファンから
不満の声が噴出した。
招致に成功した22年ワールドカップ(W杯)に向けた機運が盛り上がらないことも懸念される。ルマイヒ氏は
「法人名義で大量に買い占めるケースが散見されたので、1次リーグ途中から1回10枚までに購入の上限を
定めた。また特例で査証取得を容易にして、国外からの来場も促している」と話した。(共同)
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