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ラグビー、トップリーグ（ＴＬ）で今季１１位に終わったヤマハ発動機が来季、前サントリー監督として手腕をふるった
清宮克幸氏（４３）を新監督に迎えることが１９日、わかった。
現在の堀川隆延監督（３７）は、２月１２日のＴＬ入れ替え戦まで指揮を執るが、同監督を含めたスタッフの去就は、
現時点では未定。
清宮氏は、緻密（ちみつ）な分析と言葉の発信力で選手の力を最大限に引き出し、カリスマ性で組織を一変させる「再建請負人」。
１０年以上優勝から遠ざかっていた母校早大を０１年度から５年間で３度の大学日本一に導き、黄金時代を築いた。
さらに、０６年度からは当時日本一が遠かったサントリーを率い、０７年度にＴＬ初制覇に押し上げた。昨季はタイトルを
逃した責任を取って辞任したが、リーグ戦は１１勝２分けと黒星はなかった。
ヤマハは過去、日本一の経験はない。昨季途中、社業の業績悪化に伴い、強化縮小の方針を打ち出し、今季から
プロ契約選手も社員として働いた。社業との両立を目指す姿勢が粘り強さにつながったが、結果には結びつかなかった。
懸念された社業は、海外での二輪車の売り上げが伸び、回復基調に。外部の有能な人材の招へいも可能となった。
ヤマハにはＳＯ大田尾竜彦（２８）ら、早大時代の教え子も５人在籍。指導が、浸透しやすい土壌もある。
ラグビー界屈指のカリスマがサッカー王国で、新風を吹かせる。
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