11/01/05 20:42:57 KZkTYMsl0
90年代頭ぐらいまでの「尖った坂本」時代には、たしかに教授は「楽理や記譜を専門的に勉強してないのに
デビッド(シルビアン)は洗練された響きを会得してすごい」みたいなことを言っていた。
だが90年代も後半くらいからは「音楽理論や記譜は単に近代西洋音楽の枠に世界中の音楽を無理やり
当てはめようとしてるだけだからあまり意味がない」というような話をしていた。
去年の11月にtwitterでアジカンのゴッチとかいう人が「僕も楽理を勉強したいんです」と教授にツイートしてきて、
それに対して「そんなもんあんま意味ないよ」みたいな返事をしてた。それが>>294。
以下、その時の教授と幸宏のやりとり。
坂本龍一
「譜面なんか書けないにこしたことはないです。全部、耳だけでやるのが理想。それに日本には元々譜面は
なかったし、ヨーロッパでもせいぜい1000年ぐらい。しかし音楽は何万年前からあった。
2:00 PM Nov 29th, 2010 Echofonから room66plus宛
マイケルやミック・カーンに限らず、欧米のいわゆる純音楽以外のミュージシャンで譜面の読み書きが
できる人はほとんどいません。そんなものなくても音楽はできるし、元々なかったものです。音楽自体は
何万年もあるけれど、譜面なんてたかだ1000年ちょっとなんです。
4:32 PM Nov 29th, 2010 Echofonから
譜面、しかも西洋で発達した譜面で表せる音楽なんて、人類の音楽のほんの一部に過ぎないんだよね????。
2010年11月29日 18:11:44 Echofonから room66plus宛」
高橋幸宏
「僕は、教授に譜面がどのくらい読み書き出来るかは意味が無いッて、さんざん教わったよ、それは訓練で
いくらでも出来るって、それより大切なのは書き手のの感性、、、
12:06 PM Nov 29th, 2010 webから
でもね、僕は30年以上前に君が楽器の無い所でスコア書けてるのに驚いた。
2010年11月29日 15:34:54 webから
あんなこと言ってるけれど、いっかい、教授のマジなオーケストラの全スコア見せてあげたい、、、
2010年11月29日 17:34:25 webから 」
この時もちょうどミックの話してたんだよな・・・
しかし、音楽理論や譜面の知識は、ないよりはあったほうが、自分のイメージする音を再現するのに便利なのは確か。
教授に否定されても幸宏がぽそっとtweetしてるようにね。