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【プロ野球】盛り上がれば盛り上がるだけ…ということか。華々しい単独入団会見で注目を集めたばかりの
日本ハム・斎藤佑樹投手(22=早大)に、日本ハムフロントが危機感を募らせている。「佑ちゃんが投手
としてどうなるかが一番不安なところ」「これで活躍できなければ…」と、獲得の責任者・山田正雄GM(66)
が不安になっているのだ。
日本ハムのドラフト1位指名は例年「その年の一番力のある選手を指名する」という方針。山田GMは
「佑ちゃんの指名に人気面の評価は加味していない。純粋に戦力として評価した結果」と断言するものの、
さすがにここへきての“佑ちゃんフィーバー”のすごさに圧倒されているようだ。指名の決断材料に
なったのは、なんともあいまいな理由だったからだ。
ドラフト直前、最後の決断をするため早大グラウンドに出かけたところ「大石のフリー打撃の登板を見に
行ったんだけど、外野のブルペンで佑ちゃんが投げていたんだ。それを後ろから見ていて何かを確信したんだ。
非常に、あいまいなオーラのようなものなんだけどね」。
これまで、指名候補選手の能力を数値化して指名してきた日本ハムにおいては、異例とも言える決断だけに
“失敗したら”の思いが日に日に強くなるのも無理はない。
そんなわけで「キャンプが盛り上がればファンの人の期待も高まって『簡単に2桁勝てる』となってくる。
でもそんなに簡単なことじゃないし、佑ちゃん本人が一番不安を感じている」。
実際、斎藤は9日の入団会見で「先発に限らず中継ぎ、抑え、どのポジションでもチームの優勝に貢献したい。
数字の目標はありませんが、開幕一軍を目指して頑張りたい」と大風呂敷を広げず謙虚に抱負を語った。
「何が成功かの判断は人によってまちまちだけど、即戦力の大学生である以上、佑ちゃんが来年活躍できなければ
“獲得は失敗だった”という評価は当然、出てくると思う。その時は覚悟を決めないといけない。
まぁ『佑ちゃんでいく!』と決めた以上、覚悟はできてますけどね」(山田GM)
果たして佑ちゃんの“持っているパワー”は、フロントの不安を吹き飛ばせるか。
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