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>>1の続き
■ドラマ
ＮＨＫ大河ドラマ「龍馬伝」は全４８回の平均視聴率は１８・７％。
前年の「天地人」を下回ったが、福山雅治演じる坂本龍馬や映画的な演出は話題を呼んだ。
一方、開始時刻が１５分繰り上がり、
午前８時スタートとなった同局の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」（３～９月）は１８・６％。
漫画家水木しげる、武良布枝(むらぬのえ)夫妻をモデルに、
苦難を克服する夫婦の生き方が共感を呼び、視聴率も尻上がりに上昇した。
民放は漫画原作全盛の中、三谷幸喜脚本のフジテレビ系３夜連続劇「わが家の歴史」（４月）、
橋田寿賀子脚本のＴＢＳ系５夜連続劇「９９年の愛」（１１月）がいずれも２０％前後を記録。
オリジナル作品として存在感を示した。また、母性をテーマにした坂元裕二の日本テレビ系「Ｍｏｔｈｅｒ」（４～６月）や、
４０歳代の恋愛をテーマにした井上由美子のテレビ朝日系「同窓会」（同）など、ベテラン・中堅の脚本家が底力を発揮した。
■バラエティー・アニメ
日本テレビ系「笑点」など長く続いている番組が上位を占める中、
４月開始のテレビ朝日系「そうだったのか！池上彰の学べるニュース」は８日までの平均視聴率が１６・２％と好調。
５月の特番は２２・３％を記録。ジャーナリスト池上のわかりやすいニュース解説が、新たな知的バラエティーを開拓した。
そのほか、辛口トークが売りものの女装タレント、マツコ・デラックスや、
独特の語り口で人気の戦場カメラマン、渡部陽一といった異色のキャラクターも、お茶の間をにぎわせた。
アニメはテレビ初登場の宮崎駿監督映画「崖の上のポニョ」が注目を集めた。