10/12/12 08:17:10 0
今シーズン、J1は平均で550人程度の減少、J2は平均で350人程度の増加となっている。
昨シーズンと同じ試合数のJ1では、トータルで約17万人が減少しているので、減っているのは
間違いないが、試合数の大幅減に伴う必然的な減少とごちゃ混ぜにした数字を前面に押し出
して語っているので、「それはどうなのか?」と疑問を感じざる得ない。
「約17万人の減少」と「93万人の減少」とでは、受け止め方は大きく違ってくる。
また、違った意味での恐さも感じてしまう。一言で言うと、これは「悪意のある記事」だと思うが、
読者を欺こうとすることに対しての「罪悪感」のようなものがあまり感じられないことである。
一方通行だった頃と比べて、読者もインターネットを通じて、自分から手軽に発信することが
できる時代となった。おかしな記事には「おかしい」と意思表示することもできるが、その辺りに
ついてメディアは無頓着で、「その伝え方や考え方はおかしいのでは?」とちょっと理解のある人
であればすぐに思うようなことを、平気で配信してしまう。読者のレベルを低く見ているのだろうか?
従来の新聞や雑誌であれば、読者の反応というのは、すぐには返って来ることはなく、
どうしてもタイムラグが生まれてしまうが、時代は変わってきている。「書きっぱなし」で終了という時代
ではなくなっているが、その辺りのズレに「怖さ」を感じてしまうのである。