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横浜Mイレブンは30日、元日本代表DF松田直樹(33)ら大量5人のベテラン、中堅選手の解雇に
不安の色を見せた。日本代表DF中沢佑二(32)は退団が決まった仲間に感謝の思いを示す一方、
世代交代を理由とする編成に疑問を示すなど、今回の決定による余波は拡大。
また、戦力外通告後、初めての練習に多数のファンが集まり、号泣した松田は4日の最終戦、
大宮戦(日産ス)に並々ならぬ闘志を見せた。
オフ開けの練習に姿を見せた横浜Mイレブンは、一様に不安の色を隠せなかった。
主力として貢献したDF松田を始め、MF河合、FW坂田、MF山瀬、MF清水らベテラン、
中堅5人の突然の解雇。自分の将来と重ね合わせ、先行きが不透明なクラブとの契約年数の
延長について慎重な姿勢を示す者も少なくなかった。
DF中沢も急激な世代交代に危うさを感じる一人だ。
「(解雇)通告を受けた人たちが引っ張ってくれた一年だった。彼らがいなかったら大変だったし、
チームを支えてくれて感謝している」とし、「(彼らが)まだまだいい仕事ができることを見せつけて
くれた一年。世代交代という言葉だけで(選手が)取っ払われるのはどうか」と肩を落とした。
主力として出続けても年齢で切られてしまう。その現状は選手にとって大きな恐怖だ。
一方、木村和司監督(52)の思いも複雑で、「人事に関しては強化部に任せている。いろいろな
意見は言ったが、最終的にこういう形になった」と苦渋の表情。改革を断行した以上、戦力の確保も
急務で、「それ以上の戦力を獲らないと(彼らに)失礼」とする反面、「マツ(松田)の代わり、
(山瀬)功治の代わりはそういない」と補強の難しさも口にした。
今後はクラブを挙げて新戦力の獲得に臨む構えで、嘉悦朗社長も積極的に交渉に出馬する。
「来季は本当に優勝を狙えるチームに成長させる」とした嘉悦社長は「不退転の覚悟」と宣言。
その覚悟の意味について4日のホーム最終戦、大宮戦でファンに向けて説明する予定だが、
それがどこまで響くのか。選手やサポーターの信頼を取り戻さない限り、真の名門復活は遠い。
ソースはURLリンク(hochi.yomiuri.co.jp)