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ネパールから日本の独立リーグへ。一人の若者がこのほど、夢への第一歩を踏み出した。野球の関西独立リーグ、
新加入の大阪ホークスドリームと契約したイッソー・タパ投手だ。
「めっちゃ頑張りたい」と日本語で意気込む22歳。野球と出合ったのは13歳の時だ。ネパールで野球や日本語を
教える「ラリグラスの会」のメンバーとの交流を通してだった。それまで全く競技の知識はなかったがすぐとりこになり、
「みんなが見るからなりたかった」と投手を志した。
練習の場はヒマラヤの山が背後にそびえるグラウンド。野生の牛が近くを行き交う中、白球を追い続けた。
日本語の野球の本や米大リーグのテレビ中継を参考にして投球フォームを工夫し、バッティングセンターでは
軟式球で140キロ台を計測するまでになった。
ラリグラスの会の支援で昨年、ことしとトライアウトを受けるなか、練習に参加していた大阪ホークスドリームの
目に留まった。「いろいろな道具があるし選手も教える人もうまい」。野球を存分にできることや、見たことのない
海やきれいな道路など、異国の全てを満喫している。
母国の野球環境は決して恵まれておらず、今もグラブは軟式用のものしか持っていない。それでも夢は「プロ野球の
選手になっていっぱいお金をもらって、家族とネパールの野球のために頑張りたい」と膨らむばかりだ。
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