10/11/22 12:45:55 0
アジア大会。地元中国の強さに、日本は完全に煽られている。
例えば競泳では、アジアNo.1のポジションを明け渡すハメになった。
13億の人口を誇り、 GDPでまもなく日本を抜き世界2位になろうとしているのだから、
当然と言えば当然の帰結かもしれないが、理由はそれだけではないと思う。
アジア大会に出場している日本の選手は、普段から国民の声援を受けているだろうか。
僕はノーだと思う。彼らが普段のスポーツニュースに登場する機会はごく僅か。
スポーツ新聞も同様。メディアに露出するのはせいぜい五輪が迫ってきた頃だ。
知る人ぞ知る選手。実力の割に知名度は低い。
いわゆる五輪競技は、日本ではかなり冷遇されている。マイナー競技とほぼ同義語として扱われている。
大きく扱ったところで反響が低い。訴求力が低い。それこそがメディアの言い分だろうが、
では訴求力の高いメジャー競技は、日本にいくつあるだろうか。プロ野球、サッカー……。
サッカーも日本代表はメジャーだが、Jリーグは危ない。ゴルフも競技人口こそ増えているが、
知られている選手の数は数人だ。で、残るは相撲、格闘技ぐらい。その他はほぼマイナーだ。
何よりスポーツで食べていける選手の絶対数が足りないのだ。各競技団体の努力不足も手伝い、
満足な報酬をもらうことができない苦しい環境の中で、頑張っている選手が多すぎる。
そして、そうした選手に日本のスポーツ界は支えられている。日本の五輪選手団は、
僕に言わせれば、ある意味で哀れな集団だ。メダル候補がメダルを逃せば、国民は「情けない」と嘆く。
中国に先を越されれば肩を落とす。当然の帰結だとは誰も言わない。
不成績に「喝!」を入れられるべき選手は、ごく僅かだ。喝を入れる資格のある国民もまたごく僅かだ。
普段から、その競技の観戦に熱心に出かけているファンに限られる。
いや、国の税金を少しでも使っている以上、国民には喝を入れる権利があるという人も、
きっといるに違いないが、そうした人は僕に言わせれば鬼だ。
だったら最初からマイナー競技なんかやらなければ良かったじゃないか。自業自得だと言う人も同様。
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