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広州アジア大会で17日に行われたテコンドー女子49キロ級1回戦で、台湾のスター選手楊淑君が
「不正があった」として試合中に失格になった。この件について、世界テコンドー連盟は18日、
当地で会見し「不正なセンサーが靴下から見つかった」と明らかにした。テコンドーでは正確にポイントを
判定するため、電子センサーが導入されている。
同連盟によると、楊の靴下には通常のつま先につけるセンサーとは別に、かかと部分にもセンサーが
つけられており、これが問題となったという。17日の会見で、連盟は「選手のプライバシーを守る」として、
不正の詳細を明らかにしなかったが、台湾の代表選手団やメディアが「不公平な判定だ」と反発。
審判団に中国人が含まれていたこともあって、会見場で中国側の大会関係者と台湾メディアが
怒鳴りあうなど、中台対立の様相を呈していた。中台などのメディアが騒ぎを大きく報じたため、
詳細の公表に踏み切ったと見られる。
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