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ロッテの5年ぶりの日本一で幕を閉じた今年のプロ野球日本シリーズ。
7試合のうち第1、2、5戦がテレビ地上波で全国中継されない初の事態となり、
視聴率も20%超は最終戦のみ。破談となった横浜の売却問題と合わせ、
プロ野球人気の低下を暗示する。地上波からBSへのさらなる移行など、
来季の中継のあり方にも影響を与えそうだ。(草下健夫、三宅陽子)
「日本の野球は、リトルリーグからプロ野球まで層が厚い。
大事にしたいし、工夫して放送したいが、非常に厳しくなっている」
テレビ東京の島田昌幸社長は、10月末の会見でこう語った。
同局が中継した11月3日夜の第4戦は、平均世帯視聴率が9・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、
同日午後の東京六大学野球早慶優勝決定戦(NHK総合)の12・1%をも下回った。
2日に第3戦を中継し、6・8%にとどまったテレビ朝日の早河洋社長も
「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)など国際レベルの試合は数字が高いが、
レギュラーシーズンは低調で、日本シリーズも同傾向が5、6年続いている」と危機感を募らせる。
かつて花形だった巨人戦も、平成12年以降はナイター中継の年平均が20%を割り、今年は8・4%で過去最低を更新。
関係が深い日本テレビでさえ「かつてのような視聴率が取れず、(日本シリーズの中継を)ためらう部分もある」
(舛方勝宏副社長)と明かす。
日テレ系は今季、地上波中継が25試合だったのに対し、BS日テレは56試合、CSの「日テレG+」は72試合。
各局とも地上波を減らし、系列のBSやCS中継を増やす傾向にある。
日本シリーズの地上波全国中継が欠けたことについて舛方副社長は「BS普及によいのではないか。
試合開始から中継を見られ、団塊世代を中心に受け入れられている。決して悲観的な形ではない」と投げかける。
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