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結城麻里=パリ通信員
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フランス代表に笑顔が戻ってきた。
スタッド・ド・フランスは再び8万の観衆で満杯になり、非難の口笛は消えて、楽しいウェーブがうねる。
試合視聴率も跳ね上がり、人気ナンバーワン番組の座を回復。
クレールフォンテーヌに集合する選手たちも笑顔なら、スタッフも笑顔、ジャーナリストたちまでが朗らかな笑顔。
ここ数年忘れかけていた光景の再出現である。
その中心にいるのが、新監督ローラン・ブランだ。春風駘蕩というべきか、八面玲瓏というべきか、とにかくナチュラル。
それでいてユーモアに溢れ、快刀乱麻を断つがごとき爽快さももち合わせる。
多くのスペシャリストが、廃墟と化した代表の大地はしばらく不毛になるだろうとみていたが、
この新監督は、悪夢からたった4カ月で見事に代表を再生してしまったのだ。その手法には、“ビロード革命”という賛辞まで捧げられ始めている。
では、何がどう変わり、何が依然として懸念なのか?
11月17日のイングランド×フランス戦(親善試合)を前に、新生代表の現段階を検証してみよう。
(つづく)