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U19代表敗退の責任も、つまびらかに
南アフリカのワールドカップ(W杯)での躍進、ザッケローニ新監督体制での
上々の船出など何かと明るい日本代表周辺だが、それに水を差したのがU19
(19歳以下)日本代表の敗戦だった。今月上旬、中国で行われたアジア選手権
の準々決勝で日本は韓国に2―3の逆転負けを喫し、2大会連続で韓国に
世界大会(U20W杯)行きのチケットをさらわれた。
2大会連続で韓国に敗退
負け方もショッキングだった。ピッチのひどさも手伝って細かいパスワークは
ほとんど披露できず、ロングボールを多用する韓国のパワフルなサッカーに
ずるずると巻き込まれてしまった。
(中略)育成年代の強化について、元日本代表監督のイビチャ・オシム氏は
「“今”のサッカーではなく“5年後”や“10年後”にどんなサッカーが行われて
いるかを見据えた上で、それに適合する選手を見つけ育てていくことが大事だ」
と話す。
将来を見据えた選手育成を
今回のチームがそんな未来志向のチームなら救いはあるが、とてもそうは
見えなかった。あれが5年後、10年後の日本なのだとしたら先行きは暗い。
まあ、最近のフル代表を見るとU20、U17の世界大会には出られなかった
ノンキャリア組(中沢佑二=横浜M、岡崎慎司=清水、長谷部誠=ウォルフス
ブルク、中村憲剛=川崎F)の活躍が目立つので、埋もれた逸材の巻き返しが
あると信じているが…。
本当にショックだったのは実は負けた後、だったかもしれない。日本サッカー
協会がこの敗報をどれだけ真摯(しんし)に受け止めたのか、あまり伝わって
こないのである。
(>>2に続く)
ソース:日本経済新聞(編集委員 武智幸徳) 2010/10/31 7:00
URLリンク(www.nikkei.com)