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経済学101
衰退産業が持ち出す文化議論
出版が文化かどうか自体にはあまり興味がない。
単に「文化」の定義によって決まるだけの話で、出版業に特別な文化的要素があるのなら銀行にも医療にも、当然アカデミアにもある(そして保護したいようなものでもない)。
それなりに閉鎖的な業界ならどこでも「文化」と呼びうるものがあるだろう。
では何故今になって出版業界は文化について論じ始めたのか。
これは業界を保護してもらう口実だ。
産業が自分たちのやっていることは文化だと言い出す時、その業界は回復の見込みがない程に衰退へと向かっている。
既存企業を保護することは技術変化に対応して新しい価値を提供する新規企業を潰すことでもあり、業界が「文化」と言う言葉を使った時は特別に慎重になる必要がある。