10/10/28 22:57:12 0
ウオーミングアップのため、フェイエノールトの選手がピッチに現れると、
サポーターから温かい拍手が送られ、選手の名前のコールが始まった。
趣旨は違うが、キックオフ直前には亡くなったサポーターたちの追悼のため花火がドッカン、ドッカンと打ち上げられ続け、
開始15分ごろにはサポーターが静寂を作ってクラブのマフラーを高く掲げ続けた。
27日に行われたエールディビジ、フェイエノールトの相手は地方クラブのVVVだった。しかし、その雰囲気はビッグゲームそのもの。
4万3000人もの大観衆がデ・カイプ(フェイエノールトの本拠地)へ押し寄せ、PSVに0-10と大敗したばかりのチームの支えになろうとした。
前半は拮抗(きっこう)した内容と言えば聞こえはいいが、ピッチの上で繰り広げられたパフォーマンスは、
まさに15位と17位のチーム同士の戦いそのもの。フェイエノールトもVVVも堅さが目立った。
それでもVVVにとっては敵地で前半を0-0で終えたのはまずまず。
ファン・ダイク監督によれば、「組織がしっかりしており、今季で一番いい時間帯だった」。
後半に入ると、フェイエノールトがアグレッシブに攻めた。
53分にはワイナルドゥムのヘディングシュートがゴールラインを割るも、レフェリーはゴールを認めずフェイエノールトは無得点。
この誤審がさらにサポーターに火をつけ、スタジアムはフェイエノールトの勝利以外、認められないような雰囲気にまで発展した。
すると65分には、ワイナルドゥムがロビングシュートを決めてフェイエノールトが先制。
83分にはバイーア、91分にはまたしてもワイナルドゥムが決めて、フェイエノールトは大事な試合を3-0で勝利した。
「ファンが信じられないくらい素晴らしかった。あんな大敗の後、こんなふうになるなんて、ほかのクラブではほとんど起こり得ない。
まさにサポーターは“12番目の選手”だった」とベーン監督はサポーターの応援に感謝した。
-Toru Nakata from Holland-
URLリンク(sportsnavi.yahoo.co.jp)
>>2に続きます