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「静岡移転」で溝埋まらず 横浜球団、買収破談の深層
東京放送ホールディングス(TBSHD)と住生活グループは27日、プロ野球の
横浜ベイスターズの買収交渉を打ち切ったと発表した。本格協議に入って1カ月弱。
大詰めを迎えていた交渉が決裂した原因は球団の本拠地問題だ。住生活が
来季から球団の拠点を静岡市に移す案を主張し、横浜残留にこだわるTBSとの
溝が埋まらなかった。
「時間的に困難」
TBSHDの財津敬三社長は同日都内で記者会見し、交渉打ち切りについて
「買収額の問題ではなく時間的に対応困難な問題が起きた」と説明した。本拠地
移転には前年の10月末までにオーナー会議などの承認が必要。その期限が
迫っていた。
住生活側の交渉責任者、子会社トステムの溝口和美副社長も同日の記者会見で
「本拠地をどこに置くかが大きな議題になっていた」と認めた。
住生活の想定した新拠点として、関係者が挙げるのは静岡市の草薙球場。
移転先に新潟市が有望との声もあったが、静岡なら相手チームのファンが関東や
愛知から短時間で移動できる。球場使用料などについても、現在の横浜スタジアム
より有利な条件を引き出せると判断したようだ。
ただ移転には新旧拠点の地元との調整が必要で、TBS側は当面の現状維持を
求めた。同社幹部は「住生活が球団運営の本格的な検討に入ったのは10月5日。
月末の期限に間に合うのは最初から難しかったはず」と話し、移転を急いだ
住生活の姿勢をいぶかしがる。
(続きは>>2)
ソース:日本経済新聞 2010/10/27 23:12
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