10/10/21 23:46:10 HtlKgCDzP BE:477439542-2BP(8)
この日一番印象に残っているのは「チルドレンと交代した影武者ロボットが、英語長文をスラスラと読み上げてみんなを驚かせる」という、
川口監督の『もえたん』をオマージュしたシーン。(中略)
「では、最初は薫、お願いします。まずは通して最後まで演ってみてもらえますか」
「はい。お願いします」
と、始めたそのとたん・・・・・薫役の平野綾さん、一発OK出してしまいました。
まったくトチらず、発音にも演技にも問題なく、尺もぴったり。文句の付けようもないので、編集の必要もなくそのまま音源として採用。
スタジオの全員が呆気にとられて息をのみ、次に歓声と拍手とため息。
三人とも前日までに演技プランと共にじっくり準備して、ほぼ完璧に仕上げてきてくださっているのですが、
本番で最初のテイク一発OKというのはさすがに誰も要求も予想もしてません。綾・・・・おそろしい子!! (((((((( ;゚Д゚))))))))
平野さんご本人だって、そこまでやってやろうなんて考えてなかったはずなのですよ。
ただ、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、彼女はこの少し前に体調を崩されて、
そのために今年予定していたスケジュールの一部変更を余儀なくされ、たいへん悔しい思いをしてらっしゃいました。
その後気持ちを切り替えて「とにかく仕事に全力を尽くします。まずは薫、一生懸命やります!」とおっしゃってくださってて、
そのエネルギーと集中力を爆発させてくれたのだと思われ。いわゆる「ゾーン・フロー状態」というやつですね。
お会いするたびにたくさんのパワーと魅力でワタシを虜にしてしまう平野さんですが、またも彼女に圧倒・魅了されてしまいました。
―絶チルOVAのアフレコにて原作者・椎名高志の感想。