10/10/21 05:24:29 0
アメリカのベースボールは「国民的娯楽(National Pastime)だ」と言ったら、米国の代理人に否定された。
9・11の年だから9年前のことである。
「メジャーリーグは残念ながらローカルスポーツだよ。ナショナル(全国)なのはフットボール。
ただしローカルスポーツの野球が、ポストシーズンになるとナショナルスポーツに変化するんだ」
確かにフットボールはレギュラーシーズンでもサンデーナイト、マンデーナイトなど全米中継されるが、
野球は当時はESPNが週に1度放送するぐらいで、他はローカル局が地元の試合を中継していた。
ヤンキースが持つケーブル局「YES」が開局したのはその翌年だから、ヤンキース戦でも、ニューヨーク以外では見られなかった。
「日本では巨人戦はシーズン中でも全試合テレビ中継されている。日本の方がよっぽど国民的娯楽だな」
その時、私はそう思ったのだが、それが今や日本の野球はレギュラーシーズンどころかポストシーズンも国民的娯楽に値しなくなった。
先週末のクライマックスシリーズ。驚いたのは阪神-巨人戦が地上波での全国放送がなかったことだ。
近畿地区は地元局が中継したが、他地域は第2戦がNHKのBShi、第1戦に関しては地上波、BSともになし。
伝統の一戦で、しかも両者がCSで戦うのは今年が初めてである。
ひと昔前までならドル箱と呼ばれたカードがテレビ局に相手にされないのだから、これはもう大問題だ。
ちなみにセ・パともにファイナルステージはNHKのBSで放送するが、契約していないと見られないのだから、
やはりナショナルとは言い難い。
セがCS導入を決めた07年、すでに野球離れが視聴率に表れていて、野球中継は減少傾向にあった。
だからこそ、多くの人がプロ野球が生き残るにはメジャーのようにポストシーズンで盛り上げていくしかないと訴えた。
だが導入したところで、まったく生き残る術にはなっていない。
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★1:2010/10/20(水) 23:10:37
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