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強気のハマスタ社長「ベイが出て行ったら新球団作る」 2010年10月13日
【連載:横浜崩壊の舞台裏(4)】9月25日の中日戦に敗れ横浜の3年連続の最下位が決まった。
尾花高夫監督(53)は「申し訳ない」と頭を下げたが、成績アップで赤字減少を願った球団上層部の落胆は
大きかった。観客動員は昨季と同じ120万人に届くかどうか。大補強も赤字経営の傷口を広げただけだった。
そして9月末、親会社TBSが内密に複数の会社に早い時期から球団売却を打診していたことが発覚した。
年間20億とも25億ともいわれる赤字の一因として横浜スタジアムの球場使用料問題がクローズアップされた。
口火となったのは巨人・渡辺恒雄会長(84)の「横浜球場は株主が相当厳しい」という発言。株主とは1977年
のハマスタ建設時に、ひと口250万円で800口売り出された株を取得した人たちのことで“45年間、横浜
(当時は大洋)は本拠地を移さない”の付帯条件があった。そして株主には内野席年間シートを45年間付与する
特典が盛り込まれた。
この渡辺発言にハマスタの鶴岡博社長(70)は「精査してから言っていただきたい」と猛反論。鶴岡社長の強気の
背景に株主の存在があるのは間違いない。堅実な経営実績を武器に「オーナーズクラブ」といわれる株主組織を
まとめ上げているからだ。
今年でハマスタとの球場使用に関する10年契約が切れるため、横浜市の林文子市長(64)は球場使用料など、
話し合う余地があることをほのめかしたが、どこまで削減できるか。
だがある球団幹部は「TBSや市など、主要な企業株主が束になっても(ハマスタの)持ち株比率は30%そこそこ。
結局何もできない」と実情を打ち明ける。新親会社とハマスタの交渉が決裂すれば本拠地移転となる。
それでも鶴岡社長は一歩も引かない。
「仮にベイが出て行ったら? そのときは俺がここに新しくチームを作るさ」
もろもろの利権が絡む球団買収。TBSと買収に名乗りを上げた住生活グループの2社間の話し合いだけで事足りる
問題ではない。
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