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プロ野球独立リーグ、四国・九州アイランドリーグの長崎セインツ(長崎県佐世保市)が自己破産手続きを近く開始、
今季限りでリーグを脱退しチームも解散する。リーグ参入3年。同リーグでは初のチーム消滅となる。
リーグ撤退を申請したのは9月24日。その後の理事会で撤退が承認された。地頭薗哲郎オーナーは「最後まで
スポンサー探しに奔走したが、駄目だった」と無念さをにじませる。スポンサー資金は2008年度は8社で2500万円
あったが、今年は2社250万円にまで落ち込み、負債額は3年間で総額約1億8000万円。債権者は県内外四十数社
に上るという。
入場料は大人1000円(子どもは半額)だが、観客数は1試合平均約200人にとどまった。四国や近畿への遠征費も
かさみ、慢性的な資金不足や多額の負債。苦しい資金繰りの実態が、解散という結果につながった。米独立リーグ
所属のミネソタ州セントポール・セインツへのあこがれから始まった球団設立。しかし、本家のようにはいかなかった。
セインツへの入団希望者は昨年、約250人に上ったという。「野球をやりたい若者はたくさんいる。ただ、それを
受け入れる文化がない」と地頭薗オーナー。「米国では野球は娯楽。エンターテインメントなんですよ。日米スポーツ
文化の違いが大きな壁だった」と総括した。
(2010/10/09-05:23)
時事ドットコム
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