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永遠のライバル、日本代表と韓国代表の対戦成績は2002年日韓W杯以降、日本の2勝4敗2分けである。
2002年W杯で日本はベスト16と躍進したが、韓国ははるか上の4位。2006年ドイツ大会で韓国は「海外でのW杯初勝利」で先んじた。
今年の南アフリカ大会で日本が2勝し、韓国とベスト16で並んだが、代表の戦績では日本が韓国の後を追っている。
もう一つ、差となっているのが、「パク・チソンがいるかいないか」である。
世界最高峰のイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで2005年以降、安定して出場機会を得ているパク・チソン(朴智星)の実績には、
セリエAの中堅クラブを中心に渡り歩いた中田英寿も、リーグの格としては低いスコットランドで勇名をはせた中村俊輔も、残念ながら及ばない。
最近、和訳が刊行された自伝「名もなき挑戦 世界最高峰にたどり着けた理由」(小学館集英社プロダクション)で、
本人はステップアップを果たせた要因を、「積み重ねたことをいったん空にし、新しいものを積み重ねようと努力してきた」という意味で「自分を捨てる」と表現しているが、
読み進めていくと、その献身的なプレースタイルが一流どころに認められていった過程がよくわかる。
もともと内向的で、「いつの頃からか、勝利の感動にも、敗北の悔しさにも感情を抑えるクセがついた」と自己分析するパク・チソンは
「自分のことをまったく指導者に向いていないと思っている。人に対して、ろくに怒りを表したことがない。イヤミの一つも言えない」「プレーにも性格がよく表れていると思う。
チームメートが少しでも楽になるよう空いているスペースを探し出し、走り込む。結果、守備から攻撃に移る際にチームがスムーズに機能することに喜びを感じる」と告白する。
(つづく)