10/10/01 14:35:45 390EIjPG0
URLリンク(www.geocities.jp)
№79 (2002/4/25) ハマスタの正体
横浜市は出資せず,市民が出資して建てたのが横浜スタジアムです。市民社会の手本みたいに言われますが,私は,これには反対でした。といっても反対運動したわけでもありませんが。
私は,横浜市が市営球場をつくり安価に市民にプロ野球を提供するべきだと考えていました。市民の出資を募ったら,市民への責任として,横浜スタジアムは,赤字を出すわけにはいきません。
お金を儲けようとしますから,自然と球場の使用料は高く設定されます。それを危惧しました。
横浜スタジアムは,市民の善意による出資により資本金20億円を集め,対価は45年間の無料オーナーズ・シート。国有地に建っているため地代はプロ野球興業時のみ。
つまり,ベイスターズが資本金と地代を払っていることになります。また,ベイスターズ(当時ホエールズ)が横浜スタジアムと行った契約は,20年契約で入場料収入の29%,
シーズン席の収入の30%と販売経費を球団から球場へ払い,球場内広告に対して5000万円,物品販売協力金として350万円を球場から球団へ支払うというもの,でした。
ところが1978年の初年度で横浜スタジアムは広告収入5億3300万円(川崎球場6000万円),販売収入9億2000万円(川崎球場1億円)を稼ぎ出しました。
1993年では,球場収入13億9200万円,広告収入13億9300万円,販売収入15億6500万円で,経常利益は13億9600億円,資産は現金・預金・有価証券で64億3800万円という超有料企業です。
横浜ベイスターズは,資本金をオーナーズ・シートという美麗句で負担させられ,しかも広告収入と販売収入は微々たるものです。
これに対し,横浜スタジアムは,資本金はただで手に入れ,地代は払わなくていい,広告収入と販売収入をほぼ独占し,高額な入場料収入を得ています。