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スプリント戦では世界最高レベルにある香港から2頭出走する。
前哨戦のセントウルSで2着に好走したグリーンバーディーはその後も順調そのもの。
もう1頭のウルトラファンタジーは2走前のスプリントC(香港GII)で
グリーンバーディーを破った実績があり、ワンツーを決めても不思議ない。
グリーンバーディーがその名を世界に示したのが、2走前のシンガポール・クランジ競馬場で行われた
GIクリスフライヤー国際スプリントだった。レース当日はスコールに見舞われ、重に近い稍重馬場。
人気は地元のヒーロー・ロケットマンに集中したが、競り合いの末、
同馬をクビ差抑え、30戦目にしてGI初制覇を飾った。
「香港ではセイクリッドキングダム(国際GI2勝)などと好勝負をしているのだから、
シンガポールでのパフォーマンスは驚きに値しません」 キャスパー・ファウンズ調教師は
高いスプリント能力を発揮した愛馬を称える。その勢いのまま、
次なるターゲットをスプリンターズSに定め、早めに来日しセントウルSをステップにした。
「日本に挑戦するのは香港から近いことと賞金(1着本賞金9500万円)が魅力的だから。
今回は久々(4カ月ぶり)や輸送を考えてステップレースを使った」と万全の構えだ。
それに応え、セントウルSでは4角12番手から直線では馬群を割ってグイグイ伸び、
メンバー最速の上がり3ハロン33秒4を繰り出した。ダッシャーゴーゴーにはクビだけ及ばなかったが、
他馬より2キロ以上重い59キロを背負っての結果で、日本のファンにそのパフォーマンスは強烈な印象を残した。
「最後の250メートルは本当に素晴らしい脚を使ってくれた。日本の芝はもっと硬いイメージだったが、
そんな感じもなかった。結果は2着でも有意義なレースだった」
ファウンズ師は日本のGI制覇へ確かな手応えを得た。
1日に中山競馬場へ移動した後も至って順調に調整され、29日に追い切りを行う予定。
5年ぶりの香港馬によるスプリンターズS制覇の可能性は十分ありそうだ。
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