10/08/26 21:52:20 0
>>1続き
本作についての手応えをそう語る監督だが、デビュー作である前作「東京大学物語」から何か
反省点などはあったのだろうか。
「オリジナルが作りたいというのがありましたね。実は前作では途中まで原作と一言一句変わらない
ものを作っていたんですよ。やはり原作が一番完璧ですし、作者なので原作から変えたくないん
ですよね。だから2巻のきりのいいところまで撮ろうとしていたんですが、それはボツになって
34巻分を2時間に入れることになりました。それもあって今回は原作ものはやめて、オリジナルが
やりたかったんです」。
漫画の実写化ではなく、オリジナルを希望した江川監督の原案をもとにして生み出されたのが、
本作「KING GAME キングゲーム」だった。漫画と映画というまったく異なる二つの表現方法を、
監督自身はどのように捉えているのだろうか。
「自分としてはどちらかというと2次元より生身の人間が好きなので、だから映画を撮って
いるんです。僕の場合は漫画を描くときもまず3次元が頭の中にあって、それを2次元で表現
しているんですよね」。
最後に、本作の見どころについては「やっぱりムチを打つシーンと、木村佳乃さんが芦名星さんを
言葉責めするくだりかな(笑)」と述べた江川監督。「もしも自分がキングゲームに参加したら…
というイメージで、誰かに感情移入して体験してもらえれば」と自信ありげな表情をのぞかせた。
(以上)