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サッカー日本代表の監督選びが難航している。9月の2つの親善試合(4日パラグアイ戦、7日グアテマラ戦)は
代行監督を立てて戦うことになりそうな雲行きだ。8月にすでに新体制で船出した国も多いだけに、ちょっと心配な
もたつき具合である。
日本サッカー協会(JFA)は岡田武史氏の後任となる新監督の人選を、原博実技術委員長に一任している。
“新聞辞令”ではスペイン人のビクトル・フェルナンデス氏(49)やオランダ人のマルコ・ファンバステン氏(45)らの
名前が挙がり、原技術委員長は契約をまとめるために渡欧中とされる。
しかし、交渉は思うようにはかどらず、JFAの小倉純二会長は「慌てて決めるものではない」と、
新監督のお披露目が10月以降にずれ込む可能性を示唆している。
“商談”が思うようにまとまらないのはなぜか。サッカー関係者の話から推測すると、一つは「日本代表監督」という
キャリアの微妙な位置付けがある。日本人指導者にとって代表チームを率いることはキャリアの最高到達点かもしれないが、
欧州の指導者にとって日本に来ることは都落ちに似た感覚がある。
野心に燃えた壮年の指導者ほどその思いは強く、競争が激しい分、刺激的で得るものも大きい欧州を離れるリスクを
冒すのなら、それに見合うだけの報酬をもらわないと割に合わないと考える。おのずとJFAが出す条件との間に
開きが生じてしまう。
以下略
TITLE:日本経済新聞
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