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３年前に大ヒットし、社会現象とまでいわれた「ビリーズブートキャンプ」を覚えている読者は
多いだろう。きょう登場のビリー・ブランクスさんが米軍の新兵訓練にヒントを得て考案した
短期集中型エクササイズだが、ビリー隊長が来日した際はファンが成田空港に押し寄せ、
パニックになった。隊長、いまどうしているのか。
「オープンしたのが去年の７月１９日、早いもので２年目に入りました。会員は約５０人。
『ビリーズブートキャンプ』は他のエクササイズよりも圧倒的に運動量が多く、汗と一緒に
体内の毒素を出すため、ダイエットに効果があるだけでなく、体の芯から健康になるのが
特徴です。おまけにキックやパンチも取り入れてるから、ストレス解消にもってこいなんです」
大阪は心斎橋そばのオフィスビル地下１階にある「ビリー・ブランクス インターナショナル
スタジオ」で会ったビリー隊長、こういって白い歯を見せた。身長１８２センチ。ジャージーの
上からでもムキムキぶりがわかる。
ほとんど日本語が話せない隊長の言葉はプロの通訳でもある知子夫人を通じて記者に
伝えられる。
「ただ、スタジオを始めてガッカリしたこともあります。それはガッツがない会員が予想以上に
多かったこと。トライアルの段階で音を上げてしまい、すぐに“脱走”してしまうんです。ワタシが
イメージする日本人はサムライで、どんな逆境、苦境にあっても歯を食いしばって耐え、最後まで
やり遂げるのが日本人だと思ってましたが、どうも違ったようです」
( >>2-10 あたりに続く)
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