10/08/18 17:25:42 0
●無責任なスポーツマスコミ
「日本のスポーツジャーナリズムは石川遼をスター扱いしすぎて、現状をしっかり伝えていない。
メディアとしての自覚が足りないと思いますね」
作家の三好徹氏が感じた今回の全米プロ報道だ。
大会直前まで、「4位以内でマスターズ切符を取る」「(地元報道引用で)勝っても驚きではない」
とゴルフファンの期待をあおり立てた。ところが119位でボロボロの予選落ち。
なぜ決勝に進出できなかったのか、じっくり解説したスポーツマスコミは皆無だった。
「全米プロで石川はダメだと思っていたから、スポーツ紙のお気楽な報道にはずっと違和感を
覚えていた。タフな全米プロ会場と比べたら日本のツアー会場はきれいに整備された
公園みたいなもの。日本人選手5人が出場しながら、ひとりも決勝に進出できなかったのも
当然でしょう。おそらく石川のことを悪く書くと新聞が売れないという配慮があったかもしれないが、
それは間違っている。不必要に叩かなくても、日本と世界のゴルフ基準の違いを踏まえて、
昨年の賞金王がなぜ成績が悪かったのか伝えるべき。そういった意味では、
日本のゴルフマスコミも世界基準からは大きくかけ離れている」(三好氏)
男子ツアーを牽引したAON(青木、尾崎将、中嶋)が衰え、スター選手不在と長引く不況で
スポンサーが男子プロから相次いで撤退し、テレビ視聴率も観客動員数もガタ減りした。
そんな時に高校1年生だった石川がプロを負かしてツアー優勝。スポーツマスコミやスポンサーが
“救世主”のように群がり、プロ転向後に賞金王になりツアーを代表する顔になった。
今ではレギュラー番組を週に2本も持ち、23社とスポンサー契約を結び30億円(推定)を手にして、
CMに引っ張りだこと超多忙な売れっ子だ。
しかし海外での実力不足が露呈し、化けの皮がはがれ始めているのだ。
(続く)
URLリンク(news.www.infoseek.co.jp)