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第９２回全国高校野球選手権第９日（１５日、甲子園）第３試合は仙台育英
（宮城）が延長十二回の死闘を制し、延岡学園（宮崎）を１０－７で破った。
仙台育英は一回表に１点を先制。その裏に３点を奪われたが、二回表に日野、
庄子などの適時打で一挙５点を奪い６－３と突き放した。しかし、三回裏には延岡
学園の集中打に遭い４失点。再び逆転された。
１点を追う仙台育英は五回表、一死三塁から嵯峨が右前に適時打を放ち同点。
六回から延長十一回まで６イニング連続で無得点だったが、延長十二回に一死満塁
から日野が中前に２点適時打、さらに佐々木が犠飛を放ち一挙３点を挙げて試合を
決めた。
先発した木村は延岡学園打線に捕まり三回途中で降板したが、２番手でマウンドに
上がった田中が好投。四回以降、無失点に抑え、６者連続を含む１２個の三振を奪った。
田中は延長戦に入っても球威は衰えず、１４０キロ超の速球、大きく変化するフォーク、
スライダーで延岡学園打線を封じた。
延岡学園は１６本の安打を放ったが、四回以降はチャンスであと１本が出ず、延長戦で
力尽きた。
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【投手】
（仙）木村、田中－嵯峨
（延）坂元、押川、坂元－中嶋
【本塁打】
（仙）
（延）
【戦評】
仙台育英が延長戦を制した。７－７で迎えた十二回１死満塁から日野の中前打で
２点を勝ち越し。さらに犠飛で加点した。三回途中から登板した田中は６者連続を含む
１２奪三振。落ちる球を武器に要所を締めて得点を許さなかった。
延岡学園は３点を追う三回に４点を挙げて逆転したが、五回に同点に追い付かれた。
八回のスクイズ失敗が痛かった。