10/08/10 13:44:35 0
日本代表監督選びはいまが佳境。新聞各紙には様々な名前が取り沙汰されている。
たとえば、Nスポーツに載っていたのは、ビクトール・フェルナンデス、ファンバステン、バルベルデの3人。
悪くない顔ぶれだと僕は思う一方で、いまひとつ釈然としない気持ちもある。
決める前に、いや、探す前に、協会として踏んでおくべき手続きがあったはずだ。
ファンに代表監督選びのコンセプトを示すことだ。まず岡田ジャパンの反省と検証、
そして南アワールドカップの総合的な総括をし、日本のあるべき姿はこうだから、
こんな感じの監督を探そうと思っているという話が、記者会見で語られなければならない。
契約期間についても、どのように考えているのか示す必要がある。
従来通り、次回のワールドカップまで4年間丸投げするつもりで探すのか。
あるいはその慣例は止めるのか。
何の説明もないまま、原博実技術委員長は東奔西走している。
で、おそらく、今週中とかそれくらいに、新監督発表の運びになるのだろう。
その名前を聞いた、多くの人の反応は「ふーん」になると思う。「それって良い監督なの?」。
その道に明るくなさそうな人は、明るそうな人に訊ねることになる。だが、明るそうな人も、
実はあまり知らなかったりする。長い説明はできないはずだ。そんな中、新監督は来日し、
今月下旬あたりから9月4日のパラグアイ戦に向けての強化合宿に臨む。
交渉に当たっている原サンとファンとの間には、著しい開きがある。原サンがよかれと思って
交渉に当たっている候補を、普通のファンは大抵、知らない。ビクトール・フェルナンデス、ファンバステン、
バルベルデと言われても、現役時代超有名だったファンバステンはともかく、他の2人について詳しく
知る人はファンの中でも10%未満だろう。
選手の名前はそこそこ知っていても、監督の名前まではあまり知らない。
馴染みのある監督の絶対数が少ない。これが日本のサッカーファンの現実だと思う。
「日本代表にも、モウリーニョのような有名監督を」という声をよく耳にするが、
有名監督の名前を20人、さらさらっと口に出来る人は多くない。それこそ10%未満になる。
(続く)
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