10/08/03 12:30:40 0
日曜日の昼下がり、世界大学野球選手権のテレビ中継を見た。
投手を中心に３、４年生のドラフト上位候補がめじろ押しの日本と、強豪キューバの激突。
ナイターなら、夕涼みがてらに神宮で観戦してみたくなるカードだった。
しかし、暑い盛りの正午開始では、とてもじゃないが足は向かない。
あまりの暑さで黄明亮球審が六回終了時に体調不良を訴えて退き、
予備審判がいないため３審判で続行した。日本同様、暑い台湾からきた
黄球審でさえ熱中症になるのだから、グラウンドレベルの暑さは推して知るべしだろう。
日本は韓国、中国と前２試合はナイターだった。開催国として遠慮せず全部ナイターで
通す図太さがあってもよかった。
１２－７で日本に圧勝したキューバは、昨年のＷＢＣメンバーが６人もいる。
大学生とは名ばかりで、大学に行くのは１週間に１回程度とか。ほとんどプロ。
強いのも当然である。８チームが２組に分かれての１次リーグは順位を決めるだけで、
全て決勝トーナメントに出てくる試合方法も水増しで緊張感がない。
しかも、５回目の今回は、これまで毎回出ていたチェコや、イタリアなど
ヨーロッパ勢が出場していない。これで世界選手権とは完全に名前負けだ。
本来なら、大学スポーツの祭典であるユニバーシアードの１競技として
行われるべきなのに、野球は世界的普及度の低さで入れてもらえない。
そこで０２年から単独で２年に１度の開催になったが、結局無理があるようだ。
日本としては大学の枠を取り払い、学生とプロの混成チームによる
「Ｕ－２３ＷＢＣ」のような大会を提唱し、もっと魅力ある大会に変身させるよう
尽力すべきではないだろうか。（今村忠）
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