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「西川くん、頑張って！」―。智弁和歌山のベンチ真上のスタンドで、千葉県柏市から来た小学４年生の高尾
秀和くん（９）が熱い視線を送っていた。西川遥輝選手のファンで、観戦のために父親（３９）の車で和歌山に
やってきた。
２００８年に甲子園で観戦した智弁和歌山―常葉菊川（静岡）の試合で２本の三塁打を放った西川選手の
大ファンになった。それまではサッカー少年だったが、「あの１８番みたいになりたい」と野球を始めた。
以来、度々観戦しており、まるでアイドルのファンのよう。今大会中には本人に手作りのお守りを渡し、甲子園
優勝を祈ったという。「甲子園でまたスリーベースを見たい」と期待する。
この日も西川選手は１安打１盗塁と活躍。声援を送った高尾くんに、西川選手は試合後、手を振ってこたえて
いた。
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