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すでにフランス代表の“前監督”として認識されているレイモン・ドメネク氏だが、
正式にはフランスサッカー連盟(FFF)との契約が7月31日まで残っている。
8月1日からは、普通なら元のFFF技術強化本部(DTN)に戻り、
監督などの指導を行なう職務に就くことになっている。
その際、月給は、監督時代の4万5000ユーロ(約500万円)から、
3分の1以下の1万2000ユーロ(約135万円)へと大幅にダウンする。
ル・パリジャン紙が19日付で報じた。
しかしDTNのディレクター、ジェラール・ウリエ氏は、ドメネク氏がこのポストに戻ることに反対している。
FFF理事会からも「重大な過失による解雇」を求める声が上がっている。
ドメネク氏をDTNから解雇するとなった場合、同氏がこれを不服として裁判沙汰になる可能性は大いにある。
そんな中、DTNにおける去就問題とはまたべつに、
ドメネク氏がFFFを相手取って訴訟を起こす準備をしていると報じられた。
フランス・フットボール誌によると、
ドメネク氏は7月31日までの任期中にFFFが次期監督(ローラン・ブラン氏)を任命したのは不当だとして、
200万ユーロ(約2億2500万円)の損害賠償を求める構えだという。
W杯で全世界から笑い者にされたフランスサッカー界のゴタゴタは、まだ当分つづきそうだ。
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